私はあるとき、いろいろな場面で「空海」という言葉を聞くようになりました。
さすがに空海のことが気になり始め、どんな人なのか調べてみることにしました。
空海は超人的な才能の持ち主で、現代でもとても人気のある僧侶のようです。
私も調べてみるほど、空海の魅力に引き込まれていきました。
こちらでは、そんな空海についての内容を簡単にまとめてみました。
もし気になる内容があれば、ぜひ関連記事からさらに詳しく読んで、参考にしてみてくださいね!
空海が説く即身成仏の世界
空海は真言宗の僧で、幼少の頃から神童と呼ばれていました。
私度僧(朝廷から正式な許可を受けていない僧侶)として出家をして、聖地を巡り歩いて修行に励みました。
この四国各地で山修行を行っていたことが、四国八十八カ所のお遍路の元になっています。
真言宗で空海は死んでから極楽浄土に行くのではなく、この世でこの身のまま仏になれる、即身成仏を説きました。
即身成仏は「誰にも依存しない、何にもわずらわされることのない、最高に幸せな安穏な境地のこと」と捉えられています。
空海は没後の921年に、醍醐天皇から「弘法大師」の諡号が贈られ、現代でも人気のある僧侶です。
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お遍路は地元で大切に受け継がれてきたもの
四国のお遍路さんといえば、あの白い衣装に菅笠が有名ですよね。
お遍路の昔ながらの参拝の服装というものはありますが、こうでなくてはならないという決まりはありません。
ですが、上だけでも白衣をまとい、菅笠をかぶり、金剛杖を手にすると、自然と気持ちが引き締まり、普通の格好で行くのとは大きな違いがあります。
また、一目でお遍路さんと分かるような姿で歩いていると、地元の方に道を教えてもらえたり、お遍路さん同士で声を掛け合い交流ができたりと、お遍路をより深く感じることができます。
お遍路ではやってはいけないことや、心がけたいマナーがあります。
それらを理解し、人々との触れ合いや感謝の心を大切にして参拝したいですね。
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空海が日本に持ち帰った曼荼羅
曼荼羅とはサンスクリット語で円板、円輪、壇などという意味があります。
起源は古代インドの仏教で、中央アジア、中国、朝鮮半島、日本へと伝わりました。
代表的な曼荼羅には、平安初期に空海が持ち帰った「胎蔵界曼荼羅」(たいぞうかいまんだら)と「金剛界曼荼羅」(こうごうかいまんだら)があります。
この2つはどちらも大日如来の絵を中心にして描かれた図柄で、仏の世界はこの2つで一対とされており、両方を合わせて両界曼荼羅と呼ばれています。
聖域、仏の悟りの境地などを仏像、シンボル、文字などを用いて視覚的、象徴的にわかりやすく表していると言われています。
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まとめ
弘法大師・空海に関する内容を簡単にまとめました。
気になった内容は、ぜひ関連記事から詳しく読んでみてください。
空海は今でも人気の高い僧侶で、地元ではその思いが今でも大切に受け継がれています。
空海が説いた即身成仏の世界を、私たちも目指していきたいものですね。