私の母は数年前に亡くなっていますが、霊感の強い人でした。
その母に育てられた私は、家の中で不思議な出来事を見聞きしたり、体験することも時々ありました。
小さい頃からそんな環境で暮らしてきたら、当然目に見えない世界にも関心を持つようになりますよね。
だって、目には見えないけど、そこに絶対別の世界があるとしか思えない出来事がたくさん起きるんですから。
そんな母との生活の中で、これはちょっと母特有の、一般的には珍しい現象かな?と思う出来事をご紹介してみたいと思います!
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霊感が強い母、祖母も
「霊感が強い人には比較的、体が弱い人が多い」と聞いたことはないですか?
肉体のエネルギーが強くてエネルギッシュな人は、外側の世界に意識が向きやすいため、繊細な目に見えない世界には意識が向かないようです。
私の母は体が弱い人で、病院にもよく通っていましたし、常に体の不調を訴えている人でした。
だから、「霊感が強い人は体が弱い」というのを聞いたとき、「なるほど~」と、とても納得したのを覚えています。
実は私の母親のお母さん、つまり私の祖母も、ちょっと霊感のある人だったんですよね。
小さい頃の私は、母と一緒にしょっちゅう祖母の家に遊びに行っていたので、そこでも不思議な話を時々聞いていました。
そんな母方の実家では、ずっとお世話になっている、お祓い師のおばちゃんがいました。
神社のすぐそばに住んでいる、そのおばちゃんのところに、祖母と母は何かがあるとすぐ相談をしに行っていました。
そういう家庭環境の中で体験した、ちょっと不思議な体験を、お伝えしてみたいと思います。
不思議体験のある日常
我が家に時々起こる不思議体験、まぁ、時々起こっている時点で、それは不思議ではなく既に日常化しているようにも思いますが…
それは我が家は、家族にとって何か良くないことが起こるときには、その前兆として、炊き立てのご飯の色が真っ黄色になるんです。
詳しく説明していきますね。
ご飯が真っ黄色になる
家族に良くないことが起こるメッセージのこの現象は、特に私と弟が小さい子供の頃に、よく起こっていました。
それは子供って好奇心のままに動いて、危険なことをよくするからなんですよね。
例えば弟が小学生の頃、自転車でスピードを出していて交通事故にあうというときに、それを防ぐために前触れとして、炊き立てのご飯の色が真っ黄色になったことがありました。
その黄色っぷりはなかなかなものですよ。
ちょっと極端に言えば、サフランを入れて色付けしたかのような黄色とでもいいましょうか。(実際にはそこまでではないですけど、イメージです)
「炊いてから一体何日経過したご飯なの?」って感じの黄色なのですが、炊き立てなので、匂いも味も炊き立てと同じです。
ただ色だけが黄色くなるんです。
だから普通に食べます。
この現象が起きると、母は驚いて毎回、そのお祓い師のおばちゃんのところに話を聞きに行きます。
おばちゃんは霊視して、その対処法や神様・ご先祖様へのおがみ方を教えてくれるので、その通りにすると防げるんです。
「それって、たまたま黄色くなっただけじゃないの?」「別に元々何も事故は起こらなかったんじゃないの?」と思いましたか?笑
もっと分かりやすい例をお話してみますね。
海に頭から落ちる
私がまだ小さくて歩き始めの頃、やっぱり炊き立てのご飯の色が真っ黄色になったことがあったそうです。
その時には、お祓い師のおばちゃんに霊視してもらったところ「娘さんが海を一人でのぞき込んで、そのまま頭から海に落ちて死ぬ」そう言われたそうです。
つまり小さい頃の私が、海に落ちて死ぬと。
実際に私の祖母の家は、海の目の前にあります。
そして小さい子って体のバランス的に、頭が大きいからのぞき込んだら、きっと頭の重さでそのまま落ちますよね。
そこで、お祓い師のおばちゃんは「何月何日から何月何日までの間に、神棚か仏壇にお酒とお米と塩を備えて、それを毎日交換して、このように唱えて朝晩おがみなさい」と教えてくれます。
(お払い師のおばちゃんに言われた内容は、私の母が既に亡くなっているため、母との会話の記憶を頼りにしているため、若干違う可能性があります。)
「そう神様やご先祖様に拝むことで、大難を小難に、小難を無難にしてもらえる」とのことでした。
母は娘が死んでは大変だと、言われた通りに2週間くらい拝み続けました。
そんなある日、祖母の家の横の小さいどぶ川に、小さい私が落ちて一人でピチャピチャ濡れて泣いていたそうです。
当時はよく家の周りとかに、小さいドブ川みたいなところが、ふたもされずによくオープンになっていたのですが、その小さい堀にはまって泣いていたのだそうです。
それが、お祓い師のおばちゃんが言っていた「大難を小難に、小難を無難にしてもらえる」ということなんですよね。
「海に落ちて死ぬ」の命に関わる大難が、「汚いドブ川の堀に、はまって泣いていた」という小難になったということです。
他にも同じ現象が起きる人がいた
この炊き立てのご飯の色で教えてくれる現象は、私の周りの人に話しても「うちもそうだよ!」という人には一度も会ったことがありません。
でも、このお祓い師のおばちゃんのところに通って来る人の中では、母の他にもう一人だけ、全く同じ現象が起こる人がいたそうです。
その人は日頃から、熱心に神棚や仏壇に手を合わせる信心深い人だということでした。
でも私の母が住んでいた実家には、仏壇もちゃんとした神棚さえもなかったです。
お祓い師のおばちゃんから「普段信心深く一生懸命拝んでもいないのに、こうやって守ってもらえることは、ありがたいことだと思って感謝しなさい」と言われたそうです。
本当にありがたいことですよね。
私も弟も、何度か事故から守っていただいていますから。
大人になってからご飯が黄色くなった体験
そんな炊き立てのご飯の色で、危険の前触れのお知らせをいただくのも、私と弟が大きくなってからは、めっきりなくなりました。
小学生くらいまでの、やっぱり危ないことをしやすい、小さい子供の頃がほとんどだったんですよね。
でも、私と弟が大きくなって成人した後も、一度だけあったんです。
久しぶりに炊き立てのご飯の色が真っ黄色になったことが。
母がびっくりして、炊飯器を開けてみんなに見せました。
「黄色くなったから、みんな気を付けて過ごしてね!」と。
家族に緊張が走りましたね。
その頃には、お祓い師のおばちゃんは年をとって、そのお仕事はとっくにやめてしまった後でした。
霊能力やお祓いの能力も、年をとると弱まってくると聞きました。
家族の中で一体誰の身に、何が降りかかろうとしているのかも分かりません。
そんなある日、ある出来事が起こったんですよ!!
私だー!
それは冬の季節だったのですが、私が友達の車に乗せてもらって出かけたときに、交差点の信号で停車しました。
そしたら、友達は車の上の雪を下ろしていなかったために、停車したはずみで大量の雪がフロントガラスに滑り落ちて来たんです!
交差点のど真ん中で、ほぼほぼ前が見えなくなりました。
それだけ雪が落ちると、ワイパーも重みで動きません。
かろうじて右横の上が隙間があいていたので、友達はそこからなんとか前を確認し、道路の横にとめました。
その時にこの「我が家のご飯の色が、真っ黄色事件」について友達にも話しました。
「そういうことがあったから気を付けてね」と。
そんな人と普通一緒にいたくないですよね。笑
それで友達とは夜まで一緒にいて、別れたのですが、その家までの帰り道に、今度は怪しい車に後をつけられたんです!
夜道を一人で歩いていたら、私の数メートル後ろに、車がハザードランプをつけてとまりました。
私が歩いて離れると、またスーッと近づいてきて、数メートル先でとまる。
また歩いて離れると、またスーッと近づいてきて、数メートル先でとまる。
・・・
これを何度か繰り返した時に気付きました。
ご飯が黄色くなった原因は、私だーー!!狙われてるーー!!泣
ダッシュであえて住宅街の中に入りこんで逃げました。
1日の中で、2回も普段めったにないような怖い体験をしました。
でもね、これだけでは終わらなかったんです。
そのあと、急いで家に向かっている途中、車のおじさんに声をかけられました。
「この辺で、遊べるところある?」
私は家族連れで行けるところなどを話すと「そうじゃなくってさ、女の子と遊べるところ!ニヤリ」
キャー!!逃げろー!!泣
泣きながら家に帰りました。
1日の中で、普段はない、自分の身の危険を感じる出来事が3回も起こったわけです。
しかもここではお伝えしませんが、この日は他にもかなりショッキングな出来事がありました。
でも、事前に炊き立てのご飯の色が真っ黄色になって知らせてくれていたからこそ、恐怖心を感じながらも全力ダッシュで逃げ切りました。
本気で逃げないとこれはまずいことになる!「だってうちのご飯がー!」と思いましたからね。
あれが最後の「ご飯が黄色くなった事件」でしたね。
あの現象は母が守られていることで起きていたようなので、母が亡くなったことで、これからはもう二度と起こらないかもしれませんね。
まとめ
霊感の強い母と一緒に暮らしていた当時の、ちょっぴり不思議な体験についてお伝えしました。
今振り返ってみても、やっぱり不思議ですよね。
見えない世界の存在たちと会話するツールって、ほんと人それぞれだと思うんですよね。
私も他の人にはない、私だけのツールをいくつか持っていますが、母にとっては危険回避のお知らせツールがご飯の色だったわけです。
見えない世界って、目にはなかなか見えないだけに、どこまでも奥が深くて、ほんと面白いですね。