サイキック・リーディングで有名な、エドガー・ケイシーという人を知っていますか?
ソファーに横になって瞑想状態に入ると、宇宙の叡知にアクセスすることができ、科学や医療、未来予知など、どんな分野の質問にも的確に答えたといいます。
現在に残されて伝えられているリーディングは、約1万4000件以上にものぼります。
当時多くの人々が、自分が抱えている病気や身体の不調の、原因や解決方法、治療法について質問しました。
ケイシーの死後70年以上たった現代でも、そのリーディング内容は「ケイシー療法」として病気治療に役立てられています。
その中でも、様々な病気や症状の治療法としてケイシーが伝えたのが「ひまし油湿布」というものです。
私も実際に必要があって試したところ、その良さを体感しましたので、お伝えしたいと思います。
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ひまし油とは
ひまし油は、一年草のトウゴマ (唐胡麻)、別名ヒマ(蓖麻)の種子「ひまし (蓖麻子)」から得られる油です。
ひまし油は元々、下剤として使われていました。
日本でも下剤として使われていた時代があったようです。
量を多く飲んでしまうと腸に激しく作用するので、使用法には注意が必要です。
ひまし油は不乾性油という、空気中に放置しても固まったり乾燥しない油で、とてもネバネバして粘度の高いオイルです。
工業用としても、エンジンオイルの潤滑油などとして使われてきました。
このオイルがケイシーのリーディングによって、様々な病気や症状の治療として使われました。
特にケイシーは内用ではなく、湿布や塗布などの外用として使うように多く伝えました。
ひまし油を湿布という形で使うのが、「ひまし油湿布」です。
ひまし油湿布のやり方
ひまし油湿布は、フランネルの布をひまし油に浸して、それをお腹や患部に1時間~1時間半ほど当てる方法です。
ひまし油は特に粘度が高いので、オイルカバーで覆って周りにオイルが付かないようにします。
温熱ヒーターで温めながら行う、温湿布になります。
湿布が終わって外したら、重曹を溶かしたお湯にひたした布で、体についた油を拭き取ります。
重曹のお湯を使うとすっきりと拭き取ることができますし、弱アルカリ性の重曹で、酸性の体内毒素を中和する働きもあります。
いらない布で拭き取って、そのまま捨てるようにするといいですね。
ひまし油湿布をする基本的なサイクルは、1回1時間~1時間半を3日間続けて4日休むというサイクルで3週間続けます。
その後1週間休み、必要ならまた同じサイクルを繰り返します。
湿布3日目の夜には、オリーブオイルを飲みます。
ひまし油湿布をすると身体に溜まっていた不必要なものが出ようとするので、オリーブオイルを飲んで排泄を促します。
使った湿布は、同じ物を2~3ヶ月間続けて使うことができ、湿り気がなくなってきたらオイルを足します。
フランネルの布が変色したり、汗で臭くなったような時には、新しい布を使って湿布を作り直します。
このひまし油湿布が毒素の排出を促し、免疫機能を高めると言われています。
ひまし油湿布をするときのポイント
私は初めてやるので、ひまし油湿布についての本を読んで、あらかじめ詳しく知識を入れてから行いました。
参考にしたのはこちらの本です。
ひまし油湿布に特化して書かれている本で、とても参考になりました。
医学的に詳しく書かれている部分もあるので、そこの部分は難しくて何回読んでも理解はできません。
でもこの本を繰り返し読むことで、ひまし油湿布を続けていく中で、少しずつ理解を深めていくのにとても役立ちました。
ひまし油は中世のヨーロッパでは「キリストの御手」と言われていたそうです。
先ほどの本を読んで感じましたが、「キリストの御手」とも言われたひまし油は、人の感情にも影響し合うオイルなのだと思いました。
ひまし油を使う時の自分の意図や意志も、治療の効果に影響するようです。
どんなことでも、その人の思いというのは影響すると思っていますが、このひまし油は特にそのような性質が強いような印象を受けました。
ひまし油を使うことで自分も精神的な浄化などの影響を受ける、そんな波動の影響を特に与えやすく受けやすいオイルなのだと思いました。
だから、ひまし油湿布をするときには、テレビなどは消して瞑想をしたり、ヒーリング音楽をかけてリラックスするなどして、自分とゆっくりと向き合うと良いのだそうです。
私もひまし油湿布をするときには、スマホでヒーリング音楽を音量を低めに流して行うようにしました。
ひまし油湿布をやってみた私の場合
私が実際にひまし油湿布をやってみた感想について、お伝えしたいと思います。
「必要な道具をどうやって揃えたらいいんだろう?」という人もいると思うので、そのあたりも私の場合はどうしたか、参考までにお伝えしてみたいと思います。
必要な道具を揃えよう
ひまし油湿布をするためには、必要な物がいろいろあります。
ネットで探すと、ひまし油湿布はいろいろなところでセットになって売られていたりします。
私はどうせやるなら、ひまし油の品質などもしっかりしている物を使いたかったので、ケイシー療法の商品が買える、ケイシーグッズ専門のオンラインショップで購入しました。
こちらです→有限会社 テンプルビューティフル
でも、丸ごとセットで買うと、ちょっと高かったんですよね。
特に温熱ヒーターが高いようだったので、ヒーターだけネットで安いのを見つけて別に購入しました。
他はケイシーグッズ専門のオンラインショップで揃えました。
オイルの染み防止に、チェック柄のアンダーカバーを、寝具の上に敷きます。
グレーのオイルカバーを敷いて、その上にフランネルの布を置きます。
そこへ、ひまし油を200~250mlたっぷりと注ぎます。
私が購入したひまし油は220ml入りだったので、200ml使うイメージで1回でほとんど使いました。
だからその後、途中で足していく時には、追加でまた購入することになりました。
ケイシーのリーディングでは、オイルを注ぐというより、オイルの中に布をひたして絞るというような表現をしているものもあるので、本当にたっぷり使うように心がけるといいですね。
私が使ったひまし油は、220ml入りだけではなく、500mlや960mlのものもあるので、じっくりと取り組みたい方は、最初から量の多いものを買うと少しお得になりますね。
ひまし油は無農薬のヒマの種子を、ケイシーが生きていた時代と同じように、ゆっくりと時間をかけてコールドプレス(低温圧搾法)で搾ったものを選ぶと良いと思います。
オイルを注いだら、グレーのオイルカバーごと腹部や患部に当てて、その上から温熱ヒーターで温めて湿布をします。
実際にやってみた感想
私の場合、最初の1週目は、月・火・水曜日に肝臓に当てるようにしました。
なぜ肝臓なのかというと、肝臓は解毒に重要な臓器なので、肝臓をケアすることで全身に影響すると言われているからです。
やってみてまず感じたのは、心身がリラックスできて本当に心地が良いということです。
ひまし油湿布をするときには温熱ヒーターを当てるので、冬の寒い時期はこの温かさがとっても気持ち良かったです。
ヒーリング音楽も流していたし、まるで贅沢なエステを自宅でしているような気分になりました。
心からリラックスできて、1時間~1時間半のひまし油湿布の間に、大体途中で眠ってしまいます。
自分への贅沢なご褒美の時間のような感じがしました。
終わったら湿布を外して、重曹を溶かしたお湯で体についたひまし油を拭き取ります。
お湯1リットルに重曹大さじ山盛り2杯だそうですが、拭き取りにそんなにお湯は必要なかったので、私の場合分量は少なく作りました。
いらない古い布をある程度の大きさに切っておいて、それで拭き取って、そのまま捨てるようにしました。
重曹のお湯で拭くことで、粘度の高いひまし油をすっきり拭き取ることができます。
それに皮膚にしみ出した酸性の体内毒素を、弱アルカリ性の重曹で中和する働きもあるそうです。
湿布はオイルカバーごとたたんで、ビニール袋に入れて口を閉めて保管します。
ジッパー付きの袋に入れると保管しやすいですね。
湿布は同じ物を2~3ヶ月間続けて使うことができて、湿り気がなくなってきたらオイルを足していきます。
フランネルの布が変色したり、汗で臭くなったような時には、新しい布を使って湿布を作り直します。
3日続けて4日休むリズムで3週間続ける
ひまし油湿布は3日続けて4日休むリズムで、3週間続けます。
そして1週間休んで、この1ヶ月で1サイクルです。
ひまし油湿布はやらない日を必ずつくるようにするのが大事なのだそうです。
これは体が慣れてしまうからのようですが、先ほどご紹介した本の中では、重症な症状の場合には続けてやることで改善しているようなケースもたくさんありました。
特別困難な症状や病気でない人は、ひまし油湿布をしない日を入れることが、効果を得るためには大切なのだと思いました。
3日続けた3日目の夜には、オリーブオイルを飲むことで体内毒素の排出を促します。
オリーブオイルも、そのまま飲むなら品質の良い物がいいと思い、先ほどのケイシーグッズ専門のオンラインショップで購入しました。
私はオリーブオイルをそのまま飲んだことがなかったので、初めて知りましたが、オリーブオイルって辛みがあるんですね。
この辛みや苦みはポリフェノール由来の成分らしいです。
いつも料理に使っているオリーブオイルも飲んで比べてみましたが、ケイシーグッズ専門のショップで買ったオイルは、クセや辛みがなくて飲みやすい気がしました。
3日目にオリーブオイルを飲む量は情報によって少し差があって、先ほどの本の中でも大さじだったり小さじだったり書いてある内容がいろいろでした。
でも小さじ1~3とか、大さじ2とかそのくらいのイメージで、飲み過ぎてはいけないそうです。
私は小さじ2くらい飲むことが多いです。
それからは便秘がちの時にもオリーブオイルを飲むようになり、気持ち改善されるような気がしています。
2週目からは、同じ月・火・水曜日に、今度は肝臓ではなく腹部に当てるようにしました。
なぜ腹部にしたのかというと、ちょうど人生初の血便が出るという、私にとってはかなりショッキングな出来事があった後だったからです。
「もしかしたら大腸のガンなのではないか」そんな不安がたびたびよぎりながらの、ひまし油湿布でした。
だから「ひまし油湿布をしていればきっと大丈夫!」という祈るような気持ちで、真剣に取り組んでいました。
ひまし油湿布をすると、お通じが滞りがちな時でも、少し改善されるような感じがしました。
本の中で書かれているケイシーのリーディングの中にも、便秘やひどい便秘による腸閉塞の例なども書かれています。
「ひまし油湿布をすれば大丈夫」そんな安心感が、やっているうちにだんだん感じられるようになっていきました。
ひまし油湿布を1ヶ月の1サイクル終えて、さらに2サイクル目をやっている時に、大腸の内視鏡検査を受けて、結果が出ました。
検査結果では全くの異常なしで、むしろとても良い腸だとのことでした。
血便が出たのは、便秘によって血流が悪くなり、虚血性腸炎という症状を起こしたからのようで、予約をした検査の時点では、既に出血の跡さえもすっかり治っていたようです。
私が検査結果が分かるまでの間、ひまし油湿布の存在が精神的にも大きな支えになったことは間違いありません。
「ガンだったらどうしよう。いや、ひまし油湿布をしているからきっと大丈夫!」そのようにその都度気持ちを、前向きに立て直すことができました。
便秘でひまし油を飲んでみた
大腸の内視鏡検査の後も、便秘がちでお通じがスッキリと出ない日が続くことがありました。
また虚血性腸炎になるのは嫌だと思い、元々下剤として使われていたひまし油を飲んでみることにしました。
本には「ひまし油を飲んだ方がいいでしょうか?」と聞いた人に対して、ケイシーのリーディングで「あなたにひまし油意識があるなら飲みなさい」と言った例があると書かれていました。
それならば私は「ひまし油を飲んでみたい」と思っているので、ひまし油を飲むことに対する意識はあります。
「どうせひまし油を飲んでも良くはならないだろう」そんなふうに思っている人にとっては、ケイシー的には飲む必要性はないということなんでしょうかね?
ひまし油が人の意識や思い、祈りに反応しやすいオイルだということの表れかもしれませんね。
だけど、ひまし油は多く飲んでしまうと、腸管に激しく作用してしまうんですよね。
量には注意しなければいけません。
いろいろと調べたところ、成人なら1回につき15~30ml(多くても60mlまで)とされているようです。
そのまま飲むか、水や牛乳などに浮かべて必要な時に1回だけ服用するそうです。
消化吸収を妨げるので連用はしないように、また即効性があるので寝る前には飲まないようにとのことでした。
副作用としては、腹痛、吐き気、発疹とありました。
これは大腸の内視鏡検査の時に飲む、化学的な下剤の副作用ときっと同じようなことなのでしょうね。
大腸検査の時も、2リットルの下剤をゆっくり時間をかけて飲むように指示されます。
そうしないと、急激に効果が現われて、腹痛や気分が悪くなったり、吐き気がしたり、めまい、寒気、顔が青ざめる、息苦しい、じんましんなどの副作用が出る場合があるそうです。
ゆっくり指示された通りの時間をかけて飲めば、私の場合はお腹の痛みもなく水便となって、腸の中の全ての便がきれいに出ました。
でも今回の便秘気味の状態の場合、そこまで腸内洗浄しなくても、ある程度の溜まっている便が出てくれればそれでいいなと思ったので、量は少なめにしたいと思いました。
それに、腸管に強く作用しちゃうのが怖かったので…。
服用量は15~30ml(多くても60mlまで)とされているということは、1回につき小さじ(5ml)にすると、小さじ3~6(多くても小さじ12まで)ということになります。
うちでよく使っているスプーンが、オリーブオイルを飲むときに計ってみたら、ちょうど小さじ1の量でした。
それで考えて、今回は試しに小さじ1杯分のスプーンに半分だけ、ひまし油を飲んでみることにしました。(どれだけ控えめなの!という感じの量ですが…笑)
スプーンに半分の量というと、飲むというより、少しずつなめる感じですぐに無くなる量です。
飲んだ人の情報を見ると、においが嫌とかオエッとなるとか書かれていますが、この少ない量だとそこまでもいきませんでした。
「確かににおいは少しあるかな?」という感じです。
ひまし油を湿布として使っている時には、においは全く感じなかったですけどね。
口に入ると若干は感じますね。
スプーンに半分の量をなめた後、かなりドキドキしていました。笑
大変なものを体内に入れてしまったのではないか…と。
1度自分の体内に入れてしまったら、後戻りできないですからね。
でも、そんなこんなで20分ほどしたところで、腸が動いている感じがして、わずかに便意を感じました。
一応、すぐにトイレに行っておこうと思い行ってみると、なんとスルッ!と便が出ました。
その日は朝に、コロコロ便が少しは出ていたからか、量はそんなに多くはありませんでしたが、このくらい出たらまずまずかなというくらいの量は出ました。
「次の日からちょっとは改善されてくるかな?」と期待しましたが、翌日は特に変わりなくいつもと同じ調子でした。
その後も、便秘がちな状態が続く時には、時々スプーンに半分程度の量のひまし油を飲みました。
でもたぶんこの量だと、やっぱり適量よりだいぶ少ないので、あまり変化を感じないことも多かったですね。
その後何回か「便にひまし油がくっついてるのかな?」と思うような時がありました。
本当に油が冷えて白く固まったのが付いているかのように見える、明らかにいつもとは違う見た目の便が出ることが何度かあったんですよね。
ひまし油の本にも、ひまし油湿布をしていた人が「便にひまし油が付いているのを見た」と言っていた例が載っていました。
私の場合、ひまし油を口から摂取しているので、便と一緒に出ても全くおかしくはないですね。
それからエドガー・ケイシーがすすめていた「リンゴダイエット」もちょっとだけ挑戦してみました。
ケイシーが言っているこの場合のダイエットとは、一般的な場合の減量や痩せるという目的とは違って、体内の毒素排出・身体の浄化の意味を表しています。
リンゴダイエットは3日間生のリンゴだけを食べるというものですが、私の場合、たまたま生理中にやってみたくなって始めてみたら、貧血症状が出て1日(3食分)だけでやめました。
調べてみたら生理中は避けた方がいいと言われているみたいですね。
ケイシー療法は残されているリーディングの情報がたくさんあって、調べてみるととても面白いですよ。
まとめ
ひまし油湿布は本当にとても気持ちがいいので、リラクゼーションとして心のメンテナンスにも良いと思います。
また、肝臓をケアすることで、全身の健康の底上げになるので、定期的な肉体のメンテナンスもぴったりです。
ひまし油は湿布にするだけではなく、傷口やイボに塗ったり、下剤として飲んだり、お肌のケアに使ったりといろいろ使えるオイルです。
粘度が高いので少し扱いにくいと感じますが、家にあると何かと使えていいかもしれませんね。
ぜひ参考にしてみてくださいね!