声を出す職業の方は、時には声がかれてしまうということもありますよね。
でものどを休ませたいけど、それでは仕事にならない。
本当に困りますね。
声がれの時の対処法や、長引く時にはどうしたら良いかについてお伝えしていきたいと思います。
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声がれが続くのはどうして?
声は気管の入り口にある、開閉する左右一対の声帯が振動し、震わせることで出ます。
声を使いすぎると、声帯に炎症を起こし、腫れてきて声がかすれます。
発声法が悪かったり、歌手や教師、保育士など声をよく使う職業の方、喫煙される方にも声がれが多く見られることがあります。
また、声がれには乾燥も関係してきます。
お酒を飲んだ時に声がかれるのは、アルコールの作用によって喉が乾燥するためです。
スポーツ観戦で大声を出し続けたときも、口呼吸で喉が乾燥して声がれが起きます。
真夏の暑い時に、水分不足で喉が渇いていても声がかれることがあります。
潤い不足は、声帯にとって大きな負担となるのです。
通常は乾燥や声の出し過ぎによる声がれであれば、できるだけ大きな声を出さないようにしたり、潤いを十分に保つことで自然に回復します。
しかし、のどの声帯によくない状態が続き、回復が追いつかない場合だと声がれが続いてしまいます。
声枯れの対処法
先ほどもお伝えしたように、乾燥や声の出し過ぎによる声がれは、セルフケアを自分で心がけることで自然に回復します。
声がれしたときに大切なのは、できるだけ声を出さないことと、潤いを十分に保つことです。
部屋の湿度は、60%程度が理想です。
口呼吸は、外気が直接声帯を刺激するため避け、鼻呼吸をした方が良いです。
空気が乾燥しているときは、マスクも有効です。
喫煙やアルコールは控えます。
声枯れ、声のかすれがあまりにも続き、慢性化しているときには注意が必要です。
のどにポリープができている可能性があるので、病院を受診しましょう。
声帯ポリープの手術後は歌える?
喉の使いすぎや酷使が続くと、炎症によって血管が破れ、それが塊になり血管腫ができます。
セルフケアで十分な安静が保てれば、血管腫が吸収される可能性もありますが、そのまま酷使が続けばポリープになります。
ポリープの主症状は「嗄声(させい)」声がれ、声のかすれです。
本来声を出すときに振動するはずの声帯にポリープがあると、その振動がうまくできません。
声は空気がもれる感じで、やや低音になることもあります。
声が途中で出なくなって止まってしまったり、大声や咳の後に、急に声が出なくなるような時もあります。
非常に稀なケースですが、かなり大きなものになると、呼吸困難を起すこともあります。
ナインティナインの岡村さんも、医師から「窒息する」と言われるほどの大きさになっていたため、以前ポリープ除去手術をしています。
診断は声を聞けば医師ならだいたい予想は付くようですが、内視鏡検査で確認することが有効です。
声帯ポリープになってしまうと、ほとんどの場合は自然治癒では治らず、手術が必要になります。
初期であればマスクの着用、こまめな吸入、声をなるべく出さないようにする、薬物治療等で治ることもありますが、症状が続くと切除手術が選択されることが多くなります。
ただ、手術はうまくいっても、発生の仕方や職業、日常の習慣などで声帯ポリープを繰り返すこともあります。
声を出す職業の方にとっては、ポリープは身近なものなのかもしれませんね。
最近ポリープの手術をした歌手の方といえば、AAAの西島隆弘さんですね。
ポリープ除去手術後の会話には筆談を使い、咳、笑う、くしゃみは厳禁になるので、会話は筆談で行っていると報道もされていましたね。
その他にも歌手の方では安室奈美恵さん、お笑い芸人のパンサー向井さんなども過去に手術をされています。
手術の後、少なくとも1ヶ月は歌は歌えないですが、歌手の方も皆さん復帰されているので、歌手活動は再開できることが多いようです。
ただ、手術によって音域が狭まったり、声が変わってしまうこともあるようですので、信頼できる医師にお願いしたいですね。
まとめ
私の知り合いにも職業柄、声を出すので、夕方になると声がかれるという方がいました。
お仕事だと頑張ってしまいますが、のどを休めたり、水分をこまめにとるなどして、のども方もいたわってくださいね。
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