自然災害には地震や津波、台風など様々な状況がありますが、いつ、どれだけの規模の災害が突然起こるかは分かりません。
私は東日本大震災で被災した体験や、台風被害で河川堤防決壊した後の様子を、目の当たりにした経験があります。
被災体験があるからこそ、日々の備えの重要性がよく分かります。
万が一の時に、復旧までの数日間を過ごせるくらいの、最低限の備えはぜひしておくことをおすすめします。
こちらでは、東日本大震災や災害時に関する内容を、簡単にまとめました。
気になる内容は、関連記事から詳しく読んで、ぜひ今後の災害時への備えの参考にしてみてください。
東日本大震災の被災体験で気付かされたこと
私は宮城県の沿岸部で、東日本大震災の時に被災した体験があります。
停電と断水の中、当時生後6ヶ月の子供を抱えての被災体験となりました。
あの出来事は、その後の私の価値観や物事の感じ方、日々の生活の仕方が変わる大きなきっかけになりました。
あの経験を通して、災害時への日々の備えが重要であることや、大切な人との何気ない毎日の中に、幸せがたくさんあったことに気付かされました。
家族との何気ないひとときの中にある幸せを、日々感じています。
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東松島市の東日本大震災復興祈念公園
宮城県の東松島市には、東日本大震災復興祈念公園があります。
ここは元々は、津波で被害にあった、JR仙石線の野蒜駅だった場所です。
この野蒜駅は、次の世代へ震災の記憶や教訓を残すために、取り壊さないで保存しておく、震災遺構として、駅のホームなどがそのまま残されています。
建物2階の「震災復興伝承館」には、被災前後の写真パネルの展示がたくさんあり、スクリーンでは震災当時の記録映像を見ることができます。
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金華山黄金山神社の震災後の復興
宮城県の金華山黄金山神社は「3年続けてお参りすれば一生お金に不自由しない」と言われ、全国から人々が訪れている神社です。
金華山は、牡鹿半島からおよそ700メートル沖合の自然豊かな島なので、神社を参拝するためには船で向かいます。
黄金山神社には、金を司る神様の弁財天がまつられ、その弁財天の使いが蛇や龍です。
黄金山神社では、毎年龍神まつりが開催され、龍(じゃ)踊り奉納が行われています。
東日本大震災でも大きな影響を受け、一時は途絶えるかのような状況でしたが、地元の方や、震災後に移住してきて復興に携わっている若者たちの支えによって、現在も続けられています。
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震災の被災体験をこれからに生かす
2019年秋の台風19号では、東北地方で甚大な被害が出ました。
河川堤防がかなりの数で決壊し、場所によっては電気などのライフラインも寸断され、停電や断水が起こりました。
東日本大震災の際に被災した地域の人たちは、震災の時に長期間の停電や断水、津波被害を経験しています。
そのため、今までにない大規模な台風が来るということで、必要な日常品や食品などを事前に用意するなどして、備えていたことと思います。
実際に台風が去った後も、震災を経験していたからこそ、早急な支援が必要だと分かってすぐに動き出している人も多かったようです。
災害時への最低限の備えは、日頃から常に意識しておきたいですね。
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まとめ
東日本大震災や災害時に関する内容を簡単にまとめました。
日本は海に囲まれ、地震大国でもあるので、ぜひ最低限の備えを日頃から心がけていただけたらと思います。