秋といえば、中秋の名月のお月見ですね!
皆さんの家では、お月見はしますか?
お月見ってそもそも、何をするのでしょう?
「うちではこんなことして楽しんでますよー」というのを集めてみました。
また、地域によっては「おつきみどろぼう」という風習が残っているところもあるそうです。
そちらについてもご紹介します!
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秋の年中行事や日本の風習、お月見や紅葉狩り敬老の日ハロウィンも
お月見ってそもそも何するの?
お月見とはそもそも、何をする行事なのでしょうか?
お月見には、芋名月と栗名月と呼ばれるものがあって、それぞれ時期とお供えする物が違います。
この時期はちょうど里芋の収穫時期ということもあり、里芋をお供えします。
この頃はちょうど収穫の時期を迎える栗や枝豆をお供えします。
また、月見団子は芋名月でも栗名月でもお供えをしますが、それぞれで数が異なります。
芋名月は、十五夜なので15個の団子を供えます。
栗名月は、十三夜なので13個の団子を供えます。
個数も決まっているのですね。
その他ススキも芋名月、栗名月、供にお供えします。
ススキは稲穂とよく似ていることから、稲の豊作を祈願して供えられるようになりました。
また、ススキには魔除けの効果があり、お月見の日に一緒に供えると、一年病気をしないと言われています。
お供え物をまとまると・・・
<芋名月>
里芋、お月見団子15個、ススキ
<栗名月>
栗や枝豆、お月見団子13個、ススキ
これらをお供えして、秋の実りに感謝をしながら美しい名月を眺めるのですね。
お月見みんなの家では何してるの?
ではみんなの家では、どうんなふうにお月見をして楽しんでいるのでしょうか。
ネットでいろいろ見てみました。
・お供え物はせず、ススキも近くで手に入らないので、なんとなくお月見にちなんだものを食べて終わっている。
・ススキはなかったが、リンゴや梨など丸い物をいろいろお供えし、お団子や月うさぎ(お月見用お菓子)を買ってきて食べた。
・すすきや稲を飾って、梨、ぶどうなどの果物と、市販の蒸しまんじゅうみたいなものをお供えした。
・お月見団子を買って、ススキとコスモスを生けて、お月様を見ながら家族で食べる。
・秋にちなんで、くりきんとんを食べた。
・子供たちも好きな白玉のお団子を作ってつぶ餡を添えたり、抹茶の中に白玉を入れて、それに餡を添えたりする。白玉のゴマ団子にした年もある。
・夕方月がみえる縁側に文机をおいて、穂ススキと灯明を飾り、御神酒や団子の他に、里芋や枝豆をゆでてまつる。お月見の頃にとれる少し小さめの里芋を炭火で焼いて味噌や生姜たまりでいただくのも格別。
・縁側にちゃぶ台程度の大きさの台を出し、お盆に月見団子を15個盛り、横に餡を置き、お供えする。あとは山栗などをお供えし、花瓶に近所で採ってきたススキとワレモコウと蒲の穂を活ける。仏前にも同じモノをお供えするが、こちらはメインではなく「季節モノでこんなものを用意しましたよ、ご先祖様もどうぞ」といった副次的なもの。
・基本は縁側に文机を出して、その上に花瓶(ススキ、がまの穂)団子、季節の実り(ナシ、栗 等)を供えて、ロウソクに灯をともす。
その他、
- 仕事帰りにオープンカーを開け、シートを倒して眺めた。助手席が空いていたのが残念ですが…。
- 和歌を詠む
- 天文ファンとしては、カメラを新調したい。
- マックで月見バーガーが出ると、秋だなぁと思います。
なんていう方もいましたね^^
あと多かったのは、
- 小さい頃はお月見をやっていたけど、今はやっていない。
- 実家の新しい家を建てる前の家では、縁側があったのでやっていた。
- 小さい頃は、近所のどこの家でもやっていたけど、今はやらない家の方が多い。
など、そもそもお月見をしている家庭が、周りで減ってきているのを感じている方が多いようです。
地方によっては、古くから今まで、しっかりと伝承している家もあるようですけどね。
日本の昔からの年中行事が、だんだんと失われていくのはちょっと残念ですね。
おつきみどろぼうって何?
おつきみどろぼうって知っていますか?
おつきみどろぼう(お月見泥棒)とは、子供たちのイベントのひとつで、中秋の名月(十五夜)に飾られているお月見のお供え物を、この日に限って盗んでいいというものです。
子供たちは昔、月からの使者と考えられていて、竿のような長い棒の先に、釘や針金をつけてお団子を盗みました。
お供えする側も、縁側の盗みやすい位置にお供えするなど工夫していました。
現在では「お月見くださ~い」、「お月見泥棒でーす」などと声をかけて、 各家を回りお菓子をもらう風習が残っているところもあるそうです。
ちょっとハロウィーンみたいですね。
こちらも時代の流れと供に、やっている地域はどんどん少なくなってきているようですが、愛知県や三重県の方では、まだ行っているところもあるようです。
絵本もありますよ^^
「おつきみどろぼう」
出版社: 世界文化社
作: ねぎしれいこ
絵: 花之内 雅吉
まとめ
基本的なお月見の仕方というのはありますが、縁側が有る無しなど、それぞれの家庭環境に合わせて、皆さん様々な方法で楽しまれているようですね。
旧暦の8月15日、中秋の名月は、空気が澄んでいて、最も月が明るく輝いて見えると言われています。
また、この頃は秋が深まり、虫の声も賑やかになって、風情を感じられる頃ですね。
美しい中秋の名月を、皆さんもぜひ、思い思いの方法で楽しんでみてくださいね!
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