ケーキ屋さんにおいしそうなショートケーキがたくさんあって、はりきって買ったけど食べきれなかった、そんな時どうしますか?
またはホールで買った大きなクリスマスケーキが結構残ってしまった、そういうこともありますよね。
冷蔵庫に入れておいて、翌日すぐに食べきれる量ならいいですが、多すぎる時には困りますね。
そんな残ったケーキは、実は冷凍して保存ができるんです!
でも冷凍する時にも解凍する時にも、おいしさを保つためのコツがあります。
ケーキを冷凍する時のコツや、解凍方法についてお伝えしていきたいと思います。
ケーキを冷凍保存する
食べきれなかったショートケーキやクリスマスケーキ。
ケーキの箱にはよく「本日中にお召し上がりください」とシールが貼ってありますよね。
でも冷蔵庫に入れておけば、次の日でも十分おいしく食べられます。
むしろお腹がいっぱいの状態で無理して全部食べるより、翌日の朝に食べる甘いケーキは格別においしかったりしますよね。
一般的に生クリームを使ったケーキは賞味期限が短く、その日の内に食べきることが前提とされています。
特にいちごなどの生のフルーツが使われたものは、時間が経つにつれてだんだんと鮮度が落ちていくため注意が必要です。
それに対してベイクドチーズケーキやガトーショコラなど、生クリームやフルーツを使用していないケーキは比較的日持ちがします。
それは一度しっかりと火を通しているためで、お店で購入してから数日は保存ができることが多いです。
最も賞味期限が長いのは、アイスケーキです。
アイスケーキは好きなときに、好きな量を食べることができます。
でも生クリームやフルーツたっぷりのケーキが残ってしまうことだってありますよね。
特に小さいお子さんがいるご家庭だと、ベイクドチーズケーキやガトーショコラというよりも、生クリームやフルーツたっぷりケーキの方が買う機会は多いものです。
たくさん余ってしまって困った時には、ケーキを冷凍して保存してみましょう!
元々クリスマスケーキなどは、冷凍保存して販売されていることも多く、冷凍ケーキの通販もあり、冷凍は可能なものです。
ただ、美味しく保存するためには大切なポイントがあります。
ケーキをおいしく冷凍するコツについてお伝えしていきます。
ケーキをおいしく冷凍するには
ショートケーキやクリスマスケーキを冷凍する時は、タッパーなどの密閉容器に移し替えて保存をします。
ラップに包んでも大丈夫ですが、そうすると形がひどく崩れてしまうことがあります。
密閉容器なら形も崩れにくいですし、他の食材の匂いや冷凍庫特有の匂いが移ることや、ケーキの乾燥を防ぐことができます。
密閉容器に入れる時も、出し入れするときに生クリームの形が崩れることがありますが、これについては、さらににひと工夫できます。
それは密閉容器のふたの方にケーキを置いて、その上に容器をかぶせてふたにし、閉めることです。
これによって形崩れをより防ぐことができます。
冷凍するときの2つのポイント
冷凍するときには、ポイントが2つあります。
1つ目のコツは、素早く冷凍することです。
大きいホールケーキなどを保存する場合は、そのまま丸ごと冷凍庫に入れるのではなく、一人分のサイズに切り分けてから保存します。
そうすることで、より短い時間で素早く冷凍することができ、美味しさを保つことができます。
2つ目のコツは果物がのっている場合は取り除くことです。
のせたまま冷凍してしまうと、果物から水分が出て、ベチャッとした水っぽい仕上がりになってしまう可能性があります。
フルーツは取り除くようし、必要な場合は、解凍後に新鮮なフルーツを改めてまたのせるようにします。
そのため、スポンジの間にフルーツが挟まっているものや、フルーツがたっぷりのったタルトは、フルーツを全部取り除くのが大変ですし、風味が損なわれる可能性が高いため、冷凍保存には向いていません。
それに対して、一度焼いて作ったガトーショコラやベイクドチーズケーキなどは、冷凍しても風味を損なうことが少なく、冷凍保存に向いているといえます。
ちなみに冷凍ではなく冷蔵保存する場合にも、密閉容器に移し替えることがおすすめです。
お店で買う時には紙の箱に入っていますが、あの紙の箱はあくまでも持ち運び用です。
そのまま保存すると時間の経過と共に、どんどん水分が逃げて乾燥したり、冷蔵庫特有の匂いが移ってしまいます。
せっかくのケーキなのに、乾燥して他の食材の匂いがついてしまったら嫌ですよね。
密閉容器に移して冷蔵することでケーキを乾燥から守ることができ、他の食材の匂いが移ってしまうことが防ぐことができます。
冷凍したケーキの解凍方法
では次に、冷凍したショートケーキやクリスマスケーキの、解凍方法についてお伝えしていきます。
解凍する場合は、冷蔵庫で解凍するのがおすすめです。
ケーキ販売店でも、冷蔵庫での解凍を推奨しています。
それは冷凍されたケーキとの温度差を小さくした、低温の環境で時間をかけてゆっくり解凍することが大切だからです。
冷蔵庫での解凍は時間はかかりますが、見た目も味も問題なく、作りたてに近い状態で美味しく味わうことができます。
カットされたケーキであれば、食べる4~6時間前に移しておくのが理想です。
冷蔵庫の解凍は時間がかかるからといって常温で解凍すると、デコレーションケーキであれば生クリームがゆるんでしまうのでおすすめしません。
冷凍してもケーキはガチガチに固まるわけではないので、解凍時間をあえて短くして半解凍でアイスのようにして食べるのも、いつもと違っておいしい場合もあります。
解凍時間もお好みに合わせて調整してみてくださいね。
どうしても早く解凍したい場合、考えるのが電子レンジを使った解凍ですが、ケーキの場合はどうなのでしょう。
生クリームを使ったケーキだと、早く解凍することでクリームに含まれる水分が分離して水っぽくなり、スポンジケーキが吸い込んでしまいます。
味もおいしくはなく、時間の短縮にはなっても、解凍に失敗する可能性が高いです。
解凍後においしく食べるためには、冷蔵庫で時間をかけてゆっくり解凍してくださいね。
まとめ
ケーキの冷凍するコツと、解凍方法についてお伝えしました。
ケーキは冷凍が可能ですが、冷凍しても時間が経つにつれて味や風味が落ちてしまうので、早めに召し上がってくださいね。
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