夏休みの小学生の過ごし方。生活や体験のおすすめを紹介

砂浜にひっくり返って遊ぶ水着姿の少年 小学生

もうすぐ夏休みですね!

ワクワクな子どもたちとは反対に、小学生のお子さんがいるママたちは「気が重い・・・」という方も多いのではないでしょうか?

専業主婦で元保育士の私も、二人の小学生の子どもたちと「今年の夏休みはどう楽しもうかな?」と考えていたところです。

せっかくならかわいい子どもたちにとって、有意義な夏休みにしてあげたい!

そしてママも、無理せず一緒に楽しみたいですよね。

今回は「夏休みの小学生の過ごし方。生活や体験のおすすめを紹介」と題して、お伝えしていきたいと思います。

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夏休みの小学生の過ごし方4つのポイント

青空の下で両手を広げている少年

長い夏休みを、毎日イライラ怒りながら過ごすなんて、ママだって嫌ですよね。

私は自分が小学生の頃の夏休みは、海水浴に1回連れて行ってもらって終わり、あとは「毎日つまんないなぁ」とゴロゴロしていた記憶があります。

本当はそれだけではなかったのでしょうけど、子どもの心には「つまらなかった」というマイナスの感情しか残らずに、事実と記憶がすり変わってしまったのかもしれません。

でも我が子には、そんな残念な思いはさせたくない!

自分の家庭に合ったポイントをつかんで、ママも無理なく楽しく、そして子どもたちにとっては秋以降を笑顔で、心も体も一回り大きく成長して迎えましょう!

夏休み全体と一日のスケジュールの予定表の「見える化」

カレンダー

保育士をしている時も「見える化」「視覚支援」を大切にしてきました。

大人もそうですが、子どもはさらに、目に見える形にしてあげると理解しやすく、行動もしやすくなります。

何度言ってもやらない子どもにイライラする前に「見える化」の仕組みを作ってみましょう!

それによってもしかしたら、できるようになるかもしれませんよ。

一番気を配ることは生活リズムの維持です。

時計

崩れてしまった生活リズムを戻すことは、子どもにとって大変なことです。

小学校などでは、夏休み明けの時期が、最も不登校になりやすい時期だとも言われています。

終わっていない宿題や暑さなど、様々な要因が重なって、不登校へつながるきっかけがたくさん待ち受けている時期です。

その中でも生活リズムの崩れは、子どもの心身に大きく影響を与えます。

夏休みだからと言って、夜遅くまでテレビやゲームに夢中になるのではなくて、普段となるべく変わらない早寝早起きを心がけましょう。

一日のスケジュールを考える際には、午前中の特に早い時間帯をどのように過ごすのかが重要になります。

ラジオ体操、宿題など一緒に決めたスケジュールは、習慣化させてあげましょう。

「もうこんなに終わったの?」「この漢字すごく上手に書けたね!」誉められることで、子どもが自主的に「もう1ページ、宿題頑張っちゃおうかな」という日もあるかもしれませんね。

目標を決めて頑張る体験をする

ノコギリ体験

せっかくの長い休みなので、何かこの機会に達成する目標を設定してみましょう。

DIYで何かを材料選びから1から作り上げてみたり、鉄棒で逆上がりができるようになる、プールで25メートルを泳げるようになる、1学期に習った漢字を全部書けるようになるなどもいいですね。

子ども自身が「こうなりたい!」と望んでいる、自分の意志で決めた具体的な事柄を選ぶと頑張れるかもしれません。

普段できない体験をする

カブトムシをつかまえる子供の手

せっかくの夏という季節、そして長期の休みですから、普段はなかなできないことに挑戦したり体験させてあげたいですね。

花火大会やプール、海水浴など夏の季節ならではの遊びを、たくさん楽しみましょう!

アウトドアやキャンプ、山奥に行って本格的な昆虫採集なんていうのもいいですね。

親と一緒に電車の旅や、自転車の旅をしたりするのも楽しいですね。

うちの息子も父親と、普段は車で行く距離を自転車で行ったら、とても楽しかったようでした。

父親が帰りはさすがに無理というので、私が車で迎えに行ったら息子に怒られました・・・。

子どもはちょっとしたことでも普段と違うことをやってみようとすると、目を輝かせて夢中になります。

保育士をしている時もよく感じていましたが、子どもたちは秋の運動会あたりになると、ぐんと成長するんですよね。

小学生も夏休みに、どんなワクワクする面白い体験ができて、自信をつけて満足できたかによって、その後の意欲ややる気、物事に取り組む姿が変わってくるかもしれませんね。

体力作りをする

プール

小学生は体力が有り余っているので、運動することで心地よい疲れも出て、寝付きが良くなります。

夜の睡眠にも影響してくるので、夏休みも適度に運動を取り入れたいですね。

海やプールは、夏ならではの遊びです。

学校のプール開放は、積極的に利用しましょう。

その他、公共の体育館なら、利用料金も100円~300円前後で利用できます。

道具も揃っていますし、いろいろな運動ができますね。

夏休みの小学生の生活おすすめ

今度は、主に生活の部分でのおすすめをご紹介します!

一つ一つは何気ない内容ですが、親がやる意味やポイントを理解していると、効果もまた違ってきますよ。

家の手伝いを毎日する

炊飯器のご飯

夏休みの間、継続してお願いするお手伝いを決めてみましょう。

お風呂掃除、食後にテーブルを拭くなど簡単なことで良いので任せられると、子どもでも責任感から効率的にできる方法を考えて工夫していきます。

「ありがとう!きれいになったね!」「助かったよ!」感謝して誉めてあげることが、意欲向上につながります。

そして親がありがとうを言う習慣があると、子どもも自然にありがとうを言えるようになります。

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保育士をしていてよく感じていましたが、子どもはほんとに親の言動をよく見ていて、無意識に自分の中に取り込んでいるんですよね。

「うわー!お母さんそっくり!」なんてことがよくあります。

私の両親は、夫婦間で感謝の言葉を伝え合う習慣がなかったので、娘の私は家族にありがとうを言うのに抵抗を感じる大人になってしまいました。

家族以外なら普通に言えるんですけどね。

新しい家族、旦那さんと子どもたちには大丈夫ですが(本当は旦那さんはちょっとだけ抵抗ありますがなんとか言えてます・・・)両親や弟には今でもなかなか言いにくいですね。

親の習慣は、子どもにも無意識に影響するのですね。

家庭環境が子どもの当たり前になります。

できる範囲で気をつけていきたいですね。

五感を使って料理をする食育

野菜

小学校や保育園などでも、食育が大切にされるようになりました。

夏休みは一緒に、ゆっくり料理やお菓子作りをするチャンスです。

料理は材料を考えて買い物に行くところから、一緒にできると楽しいですね。

料理教室やお菓子教室に行くと高いですが、親子で楽しくわいわい作れば、料理教室代もただです。

ホットケーキやカレーなど、簡単なメニューでも子どもにとっては十分に楽しいものです。

そして料理は五感を使うので、小さい頃から行うのは脳の発達にも良いですよ。

様々な食材や変化していく様子を目で見て(視覚)、触れて(触覚)、包丁で切る、炒めるなど調理の音を聞いて(聴覚)、においを感じて(嗅覚)、味わう(味覚)五感をフルに使いますね。

ぜひお子さんと、簡単なものでもいいので、お料理してみてはいかがですか?

夏休みの小学生の体験おすすめ

次は体験についてのおすすめです。

こちらも一つ一つはよく言われているような内容ですが、取り入れる意味やポイントをしっかり押さえてみましょう!

普段できない特別な体験や自然体験をする

上がっていくゴンドラ

せっかくの長期の休みなので、一緒に旅行をして、旅行先の歴史や文化、郷土品について学ぶのもいいですね。

高学年なら、祖父母の家まで一人で行くということもできるでしょう。

また、夏休みはキャンプなどの自然体験をする良い機会でもあります。

今の子どもたちは、圧倒的に自然体験が不足しています。

実際の体験がなければ、自然のすごさや美しさ、大切さもなかなか理解はできないですよね。

保育士をしていていつも感じていたのは、思い切り自然体験をさせるのは、やはり親が一緒でないとなかなか難しいということです。

誰かに預けた先では、その預けられた人が子どもに怪我をさせてはいけないと、危険になる前に前もって止めてしまうことが多いからです。

もちろん、怪我を未然に防ぐということは大切なのですが、子どもたちにとっては、怪我するギリギリのスリル感が一番面白かったりします。

親であれば大怪我にならない限りは、多少の怪我なら気にせずに、思い切り経験させてあげることができます。

子どもが心から満足できるような、ダイナミックで豊かな自然体験を、小さいうちにたくさんさせてあげたいですね。

児童館の行事や無料のイベントに参加する

ニジイロクワガタ

自治体の広報誌などには、児童館の行事や、小学生の自由研究に役立つような虫の観察や科学実験など、無料で遊べるイベントが盛りだくさん企画されていたりします。

その他にも歴史資料館やミュージアム見学など、無料で行ける施設や工場見学は探せばたくさんあります。

体験しながら学べるので、子どもたちも大喜びです。

外は暑いですが、施設や工場見学はほとんどが室内で涼しいので、夏休みにはぴったりです。

また、図書館のキッズコーナーに行くと、子ども向けの優良図書がたくさん置いてありますし、涼しい場所で読みたいだけ本を読むことができます。

図書館では静かにといったマナーも自然に身につきます。

家にある本の冊数が多いほど、子どもが大人になった時に、高収入になるというデータがあるそうです。

小さい頃の本に囲まれる家庭環境が、その後に影響するということのようですが、なかなか家にたくさんの本を置いておくのは大変なご家庭もありますよね。

夏休みは図書館を有効利用して、本の面白さを知ったり、読書の習慣を身につけるというのもいいですね。

それから夏祭りや花火大会など、地域のイベントに参加できるのも、夏休みならではの体験です。

花火

お祭りではお小遣いを渡して、その中でやりくりを考えることで、自然とお金の使い方や大切さを学ぶことができます。

低学年の子はよく考えず、すぐに使い切ってしまうかもしれませんが、小さい頃からお金の感覚に触れるのも大事ですね。

海外ではお金やお金の稼ぎ方などについて、学校で学ぶ国もありますが、日本はそういう教育はないですからね。

家庭でお金の使い方や大切さについて、少しずつ伝えていきたいですね。

コンクールに応募する

夏休みには絵画、作文、読書感想文、自由研究コンクールなど、様々なコンクールが企画されています。

得意なことがある子は特に、じっくりと取り組み挑戦させるのも、自信につながりますね。

子どもの得意なことは、どんどん伸ばしていきましょう。

その他

釣り

シャボン玉、水鉄砲で対決、水風船を作ってビニールプールで遊ぶ、果物とジュースでアイスキャンディーを作る、ハーバリウム作りなど、アイディア次第でそれほどお金をかけずに、楽しいことがたくさんできます。

パパの趣味が釣りなら、一緒に釣りをするのも楽しそうですね。

ミシンが得意なママなら、子どもと一緒にミシンで何かを作り上げるのもステキです。

忙しいママでも、自分の得意なことなら苦もなく、一緒に楽しんでできますね。

まとめ

夏休みの過ごし方の大まかなポイントをご紹介しました。

家庭に合った予定や計画を立てて、普段なかなかゆっくり時間がとれない親子の対話や、スキンシップを大切にしながら、元気に楽しく過ごしましょう。

時には何もしないのんびりな日を過ごしたり、ママのやりたいことに子どもに付き合ってもらう日があってももちろんいいですね。

日曜日はパパや実家に預けて、ママが一人で自由に過ごす日も大切です。

ママも子どもたちにとっても、楽しい素敵な夏休みになりますように!

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れっきー

子育てライフカウンセラー・保育士として個別相談や情報発信を行ったり、宮城県で子育てサロンを運営しています。

19年の公立保育所勤務経験があります。

小さい頃から、不思議なことが当たり前に起こるような家庭環境で育ちました。

そのため「目には見えない世界が絶対ある!」と、見えない世界のことを探求する人生になりました。

男の子兄弟、二児の母です。

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