独身の頃は、夜布団に入ったら朝まで熟睡が当たり前だったのが、妊娠、出産を経て、その後もずっと睡眠のリズムは崩れっぱなし。
そんな方はいませんか?
私の母は不眠症で、よく大変そうな様子をみてきました。
夜眠れないって、一体どういうことなのでしょうか?
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夜眠れないのはなぜ?
睡眠障害と言われるものの中で、代表的なものといえば不眠症です。
一言で不眠といっても、人によって症状は様々です。
不眠症のタイプは大きく分けると、次の4つのタイプに分けられます。
【不眠症の4つのタイプ】
・寝つきが悪くてなかなか眠れない入眠障害
・熟睡ができない熟眠障害
・途中で何度も目が覚めてしまう中途覚醒
・朝早く目が覚める早朝覚醒
日本人に多いのは入眠障害で、次に多いのが中途覚醒です。
ちなみに、症状があれば全ての人が不眠症というわけではなくて、病院では日中の苦痛や集中力の低下など、日常生活に影響が出てからはじめて、不眠症の診断をするそうです。
ではなぜ不眠になるのでしょうか?
不眠は多くの場合、原因はストレスといわれています。
またその他にも、スマホのSNSが気になってチェックしたくなるという心理的影響や、それによって睡眠の質に関係する、ブルーライトの影響もあります。
そしてさらに、40代の女性には、その年齢ならではの不眠原因もあります。
女性は40代から眠れない人が増える
40代の女性ならではの不眠原因、それは女性は40歳を過ぎたころから副交感神経の動きが低迷し、徐々に眠りにくくなるということです。
また、更年期により卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少する影響で、若い頃と同じようには眠れなくなっていきます。
のぼせ・発汗・動悸・更年期のうつ病などがきっけで、眠りが浅くなることもあります。
閉経後、やがてホルモンの環境が安定してくると、更年期に感じていた不眠などの症状は次第に消えていきます。
すると今度は早起きになり、若い頃は8時間くらい寝ていた人でも、60歳を超えた頃には6時間程度で十分になっていきます。
夜眠れないときはどうする?
睡眠不足が続くと、身体の免疫システムのはたらきが弱くなってしまい、日々私たちがさらされている病原菌と戦うことも困難になっていきます。
では眠れない時にはどうしたら良いのでしょうか?
眠れないからスマホをいじる、というのはもちろんますます眠れなくなってしまいます。
まず日中から心がけられることについてあげてみましょう。
日中にできる対策
・朝起きたらカーテンを開けて日光を浴び、朝はちゃんと起きる。
寝不足だからと遅くまで寝ていると、いつまでもリズムができず、また夜に眠れなくなります。
朝は太陽の光を浴びて体内時計をリセットし、夜に自然に眠くなるように睡眠リズムを整えましょう。
・日中は軽い運動をして体を動かし、夕方以降には激しい運動は控える。
運動不足にならずに、心地良い疲れを感じる程度に体を動かしましょう。
また、興奮状態を避けるために、夕方以降は激しい運動はしないようにします。
・昼寝をするなら20~30分までの短い時間で。
できれば横にはならずに、昼寝は座椅子に寄りかかる座った姿勢や、テーブルにうつ伏せの姿勢で短い時間で行います。
夜間の深い睡眠に影響を与えないように、短い時間で脳を休める程度に行うようにします。
夜寝る前の対策
・夜寝る前にカフェインをとらない。
コーヒーなどに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、睡眠の質も下げることにつながります。
リラックス作用のあるハーブティーなどがおすすめです。
・テレビ、パソコン、スマホは寝る前は見ない。
電子機器から発生するブルーライトは、睡眠に影響を与え、眠れなくなってしまいます。
スマホはマナーモードにして、枕元からなるべく離れたところに置くようにしましょう。
・入浴後はなるべくすぐに布団に横になる。
入浴で上がった体温が下がる時に、眠りに入りやすくなります。
入浴後に何かを始めずに、速やかに布団に入りましょう。
それでも眠れなかったら?
日中や夜寝る前に気を付けて過ごしても、やっぱり眠れなくなってしまったときにはどうしたら良いのでしょうか?
対処法の例には、次のようなものがあります。
・音楽をかける
ヒーリングミュージックや、入眠導入用の音楽もいろいろ販売されています。
自分が気に入った心地良いと感じる音楽をかけてみましょう。
・アロマをたく
ディフューザーで室内に好きな香りを漂わせたり、枕元に香りをしみ込ませた布や、ティッシュを置くだけでもリラックスできます。
また、女性ホルモンの働きを整えてくれるような香りもあります。
・ヨガやストレッチをして体を軽くうごかす
激しい動きは避け、心地良いと感じるストレッチなどを試してみましょう。
・ペットと一緒に寝る
犬や猫など飼っているペットを抱いて寝ることで、癒し効果やリラックス効果が期待できます。
・どうしても眠れない時には思い切って起きて、別のことをしてみる。
本を読んだり(電子書籍はダメです)、ゆったりした音楽を聴いたり、刺激にならないことをします。
眠気を感じたら、すぐに布団に戻ります。
まとめ
睡眠は私たちの健康にとって、非常に大切なものです。
一晩中起きていられる若いときには気付きませんが、年を重ねていくとその大切さを身をもって感じていくものです。
最近は、睡眠アプリや入眠アプリというのも人気のようです。
ご自分にあった方法をぜひ見つけてみてくださいね!
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