水虫は、結構身近なものですよね。
私の母親も、ひどい水虫でした。
水虫は人にうつるので、なかなか厄介ですね。
水虫から家族を守るために、できる対策についてお伝えしていきたいと思います。
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水虫とは?
一般に水虫と呼ばれるものは、足に真菌(カビ)の一種の白癬菌(はくせんきん)が感染して起こる「足白癬」のことを言います。
白癬は、足の水虫「足白癬」と爪の水虫「爪白癬」がよく知られていますが、他にも全身の皮膚・毛・爪に感染することもあります。
水虫の主な症状
水虫の主な症状は、次のようなものがあります。
●足の指の間の皮がむける
湿潤型・・・皮膚がしめってふやけたようになり、じゅくじゅくする。
乾燥型・・・皮が薄くむけ赤くなる。
●足の裏やふち、指の付け根に水ぶくれができる
小さな水ぶくれができ、破れると液が出てきて、次第にカサカサに乾き皮がむけてきます。
かゆみがなく、目立たない水ぶくれの場合もあり、気付かずにいることもあります。
●足の裏全体の角質層が厚く、皮膚が硬い
白癬菌は、角質層に住みつきます。
かかとの角質層の厚いところなど、見た目はひび、あかぎれと区別しにくいことが多いです。
足の裏全体にわたって、粉をふいたような状態になります。
放っておくと、爪水虫になる可能性の高い水虫です。
白癬菌の増殖を促す要因
水虫の原因となる、白癬菌の増殖を促す要因となるものがいくつかあります。
・小さな傷がある
・皮膚のバリア機能が低下している
・長靴やブーツ、分厚い靴下などを長時間履く
・高温で多湿な環境
このような状況があるときには特に、足の清潔に気を付けましょう。
水虫ははだしだと家族にうつる?
私の母親は水虫がひどかったので、先ほどの3つの主な症状は、全て見られていました。
爪水虫にもなっていましたし、足の裏全体が粉をふいたようになっていました。
もともと水虫は、成人男性に多く見られていましたが、最近では男女差が少なくなり、女性の3人に1人が水虫になっているというデータもあります。
特に、ブーツやパンプス、ストッキングなどを長時間履き、足が蒸れる状況にある人は注意が必要です。
蒸れた状態が続くと、水虫に感染しやすくなります。
私の母のようなひどい水虫の家族と一緒に生活していても、すぐにうつる訳ではありません。
例えば私の母は、暑い時期は家の中でいつも裸足でしたし、家族で同じバスマットを使っていましたが、家族はうつりませんでした。
白癬菌が足に付着しても、すぐに発症するわけではなく、白癬菌が付着した状態が続き、菌が増えやすい環境が整うことで発症します。
家族でできる水虫対策
水虫になった場合、本人と家族ができる対策について考えてみたいと思います。
●足、特に指の間を、お風呂で石けんで1本1本よく洗い、清潔で乾いた状態にします。
菌が付着したとしても、毎晩確実にきれいに落とし、清潔にできればだいぶ防ぐことができます。
運動後や、蒸れる履き物をはいた後なども、足を清潔にしておくことが大切です。
●裸足のまま、共用のシャワーやロッカー室を使用しないようにし、家以外の場所では自分用のサンダルを使用します。
●水虫の人は常に、綿や自然素材で作られた清潔な靴下を着用し、汚れたらすぐに清潔な靴下に履き替えます。
●共用のバスマットや、バスタオルの使用を避けます。
まずは家族に、水虫の原因となる白癬菌を、付着させないようにすることが大切ですね。
家族の感染を予防するには、白癬菌の付着を防ぐこと、そして付着してもその状態が長く続かないようにすること、菌が増えやすい環境を作らないことがポイントになります。
まとめ
暖かい季節になると、再発し繰り返しやすいのが水虫です。
白癬菌の付着を防ぐこと、そして清潔にして菌の増殖を防ぐことを心がけて、家族への感染を防いでいきましょう!
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