歩くと足や体がかゆくなって困っている、そんな方はいませんか?
私は元々、寒い冬の日に外で運動すると、一時的に足や腰回りなど体がかゆくなる「寒冷じんましんかな?」と思うようなかゆみがたまにありました。
でもあるとき、初夏の暖かい時期に道を歩いていたのに、足のかゆみを感じたんです。
「寒くないのにおかしいな…。いつものパターンと違う。」そう思い、違和感を感じました。
その出来事が、その後1年半ほど続く、この歩くと体がかゆくなるという困った症状の始まりでした。
10分以上続けて歩くと、すぐに耐えがたいほど体がかゆくなってしまうので、自分の行動範囲にもだんだん制限をかけるようになっていきました。
そんなとき、友達からの一言で「原因はこれかもしれない!」という情報にたどり着きました。
自分なりに対処法を実践してみたところ、なんと歩くとかゆくなるという症状は、みるみる改善されていったんです!
私が実践した、ウォーキングで起こるかゆみの克服法について、お伝えしたいと思います。
あくまでも私の体のかゆみの場合ですが、ぜひ参考にしてみてください!
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10分以上歩けなかった私の体験
私は元々よく体を動かしたり、運動する毎日を送っていました。
でも仕事の働き方を変えたことで、それから慢性的な運動不足になりました。
健康維持には運動が大事とよく言われますが、運動がなぜ大切なのか、きっとその理由はいろいろありますよね。
私が運動不足になって自分で実際に実感したのは、血流の悪化とそれによる老廃物の蓄積です。
特に運動をしなくなって目に見えて明らかだった変化は、10分以上ウォーキングすると、身体のあちこちがかゆくなることでした。
たかがかゆみと思うかもしれませんが、だんだん強くなりそのうち痛がゆくなっていって、自分としては命の危機を感じてしまうほどで、動けなくなってしまいます。
私は何年も前ですが、妊娠中に私としては珍しく、じんましんが出たことがありました。
その時医師から「もし顔や首より上に出ると、気道の中にも出ていて呼吸困難になる可能性もあるから、じんましんだからといって軽く見ると危ない。」そう言われました。
それが記憶にあるので、この場合はじんましんではないですが、体の中から込み上げるような強い痛がゆさに、怖くなってしまうんです。
立ち止まれば痛がゆさは楽になります。
でも1度その状態になってしまうと、30分以上などしっかりと時間をとって休まないと、歩けばまたすぐにその痛がゆさが復活します。
この状態になるのはウォーキングに限ってのことで、例えばお店の中を買い物をして歩いている時などは起こりません。
買い物は歩くスピードもゆっくりですし、ところどころで立ち止まったりするからです。
散歩でも、子どもと一緒に道ばたで何かを見つけて、その都度しょっちゅう立ち止まるような場合にはかゆくなりません。
でも、どこか目的地があって、そこまで歩いて行くというような時には、歩くスピードもそれなりですし、目的地まで立ち止まらずにずっと歩き続けることになりますよね。
そうすると、10分を過ぎたあたりから体がかゆくなり始めます。
これはかなりやっかいで、もちろん普通の日常生活はできますが、少し長い距離を歩くという行動が、全て制限されてしまいます。
夫婦で好きな山登りもできなくなりましたし、大きな公園の遊歩道を歩いていても、私だけかゆみが出てしまい途中で脱落…ということもありました。
少し歩くだろうなぁと思われるようなイベントには、参加したくても「他の参加者に迷惑をかけるかも…」そう思うと申込みができなくなりました。
歩く時だけではなく、子どもと野球をして打ったボールを追いかけたり、運動していてもかゆくなります。
私は慢性虫垂炎の治療をしていたことがあったので、このかゆみはその影響だと思い込んでいました。
診察してもらい、クリニックでもらった漢方薬も飲んでいましたが、一向にこのかゆみが良くならないので、なぜだろうとずっと気になっていました。
そんなかゆみを気にする生活が、1年半続きました。
ちょうど年齢も40代に入った時で、それまで健康や体力が自慢だった私は、すっかり自分の身体に自信がなくなっていました。
原因はもしかして運動不足?
そんなあるとき、お友達とみんなでランチをしている時に、そのウォーキングの時に出るかゆみのことについて、初めて話をしました。
そうすると友達の1人が「それって運動不足だとなるよね!私も時々なるよ。」そんなことを言ったんです。
「運動不足?まさか。」
内心そう思っていました。
その友達の場合だと、運動不足だと運動した時に体がかゆくなって、そこを頑張って運動すればかゆみはいつもなくなるのだそうです。
「だぶん脂肪なんだろうね」そう言って笑っていました。
運動不足だと脂肪がかゆくなる?
そんなこと考えられない。
でもその友達にとっては、実際にそういう現象が起きている。
それは確か。
だけど私の場合は、痛がゆくなって動けなくなるほどだし、私の場合は全然違う現象だ。
私は一体なぜ、かゆくなるんだろう?
そう思って、その日は終わりました。
その後、かゆみが起きるのは老廃物が関係しているという話も聞き、情報だけは頭に入れておきました。
それから何日かして、ふと友達が言っていた「かゆみは運動不足が原因」ということを思い出し、ネットで検索をしてみました。
そういえば、今まで1年半もこのかゆみと付き合ってきたのに、私の場合クリニックにもちゃんとかかっていたし、慢性虫垂炎が影響していると思っていたので、検索をしてみたことは一度もありませんでした。
そうしたらなんと、私と同じような症状の人がたくさんいたんです!
しかも「10分以上ウォーキングすると体がかゆくなる」という「10分以上」というキーワードも同じでした。
仕事がデスクワークで運動不足、という人も。
「私だけの症状じゃなかったんだ!」という驚き。
そして、明確にその原因を説明している文章を見つけました。
その原因について説明すると、運動不足によって蓄積された老廃物が、運動することで血流にのって一気に流れ始めます。
そうすると、身体が炎症が起きたと勘違いして、ヒスタミンというかゆみの原因になる物質が出るのだそうです。
これだー!!
私が1年半付き合ってきた、いつまでたっても改善されないこのかゆみの原因は、おそらくこれだ!
自分の中で、納得できる情報に出会った瞬間でした。
友達が「たぶん脂肪なんだろうね」と言っていましたが、たぶん脂肪はあまり関係ないかな。
だけど「運動不足だとかゆくなる」という友達の一言が、検索をするきっかけになったことは確かです。
その友達には本当に感謝です!
人間の身体は、運動することで体内の不要な老廃物は血流によって流れ、排出されるようになっているんですね。
毎日何も変わりなく生活できていたように見えて実は、毎日生まれている老廃物がうまく排泄することができずに、どんどん身体に蓄積されていたのですね。
人間は生きているだけで、常に体内では代謝が起きていて、それと同時に不要な老廃物も生み出されているそうです。
呼吸をすれば、体には不要な二酸化炭素が常に吐き出されますよね。
魚や肉などのタンパク質を食べると、それが分解されて人体には有害なアンモニアができます。
糖を分解すれば乳酸ができます。
その他にも様々な代謝によって、人間の体の中では、生きているだけで常に不要な老廃物が生まれています。
運動不足などの原因によって体の巡りが悪くなると、老廃物はうまく排出されずに、どんどん溜まっていってしまうんですね。
運動の大切さを身をもって学びました。
でも運動すればかゆくなる、どうする?
かゆみの原因の仮説はたちました。
次にクリアしなければならない問題があります。
運動不足が原因だとしても、私の場合、実際に運動をすればすぐに強いかゆみが出るので、思うように運動はできません。
ではどうやって運動不足を解消すればいいのでしょうか?
それが問題です。
そんな時、また別の友達から、有力な情報を得ることができました。
両手振り体操が気功ではデトックス法
船井幸雄さんがよく伝えていた「両手振り体操」という体操を知っていますか。
両手を前後に振るだけの、とても簡単な体操です。
足を肩幅に開いて立ち、両手は自然な形で内側を向け、力を抜いてリラックスして前後に軽く勢いを付けて振ります。
後ろに勢いよく振って、その反動で両手が前に行くイメージで振ります。
この両手振り体操が、健康にとても良い影響を与える、効果の高いものだということは元々知っていたので、私もたまにやったりしていました。
これと同じような両手を前後に振る動作が、気功の世界にもあるということを、友達の話で知りました。
その「スワイショウ」と呼ばれる気功法の動作は、デトックス効果がある動きとされているそうです。
何か症状がある人は、1日1000回以上やると良いのだとか。
かゆみの原因は老廃物で、運動による排出、デトックスが必要なのだとしたら、この両手振り体操なら私にも無理なくできるかもしれない!
そう思って、回数を増やして本格的に取り組んでみることにしました。
ウォーキングが健康維持に効果的
そしていろいろと調べていく中で、地味なように見えて、やっぱり歩くこと、ウォーキングが健康維持にはとても効果的だという考えに至りました。
つい私は「健康のためには、ちゃんと運動しないといけない!」と思ってしまいがちです。
でもハードな運動やきつい筋トレは、かえって身体にとっては負担なのだそうです。
毎日よく歩くこと、これが実はしっかりと体内に酸素を取り込んで血流を流してくれて、健康維持にとても効果的なのだと分かりました。
人間の健康の基本は、歩くことだったんですね。
私の場合、歩くとかゆみは出てしまいますが、それでもできる範囲で、ウォーキングも両手振り体操と並行して行っていくことにしました。
ひまし油湿布を定期的にする
私は少し前から、初めて「ひまし油湿布」をするようになりました。
ひまし油湿布は、瞑想状態に入ればどんな質問にでも答えたという、リーディングで有名なエドガー・ケイシーという人が、多くの症状や病気の治療法として伝えた療法です。
ひまし油というオイルを、布に染み込ませて身体や患部に当てる、温熱ヒーターを使った温湿布です。
このひまし油が浄化作用が強く、老廃物や体内毒素の排出を促すと言われています。
湿布をする日数やサイクル、やり方がいろいろとあるので、ひまし油湿布に関する本を読んで情報を入れながら、真剣に取り組んでいました。
というのも、そのひまし油湿布を始めた頃に、人生初の血便が出まして…。
私の人生の中でもかなりショッキングな出来事でしたよ!
予約した大腸の内視鏡検査の日までの間、どうしても「血便=大腸ガンでは…?」という思いがよぎってしまって、たびたび不安や恐怖がわき上がってきました。
血便が出たのが、この歩くとかゆくなるのを治すために、他に方法がないからとりあえずやってみようと思って、ちょうどひまし油湿布セットをネットで購入したところだったんですよね。
だから、大腸があるお腹の部分にあてて、真剣に取り組んでいました。
大腸の内視鏡検査を受けたら、原因は慢性的な便秘のため血流が細胞にいかなくなったことによる「虚血性腸炎」と呼ばれる症状で、検査の時にはもう既にすっかり治っていたんですけどね。
便秘になったのも、結局は運動不足や筋力低下、血行不良も大きく影響していたのだと思います。
それまで便秘になんてなったことなかったのに、初めてでしたから。
運動不足、ほんと恐るべしですね。
このひまし油湿布も、引き続き老廃物のデトックスとして、定期的にやっていきたいと思います。
★私の血便体験については、別の記事に詳しく載せています。
興味がある方はそちらも読んでみてください。
↓
血便!?ガンで死ぬの?ひまし油湿布に両手振り体操、私のデトックス体験
両手振り体操・散歩・ひまし油湿布を継続する
ウォーキングを10分以上続けると身体がかゆくなるという症状を改善すること。
そして、体内毒素をデトックスするということを目的に、両手振り体操・散歩・ひまし油湿布の取り組みをスタートしました。
日によっては面倒になってしまうときもありますが、そこは自分の意識を変えていけるように心がけていきました。
というのも、ある健康に関する専門家が、こんな話をしていたからです。
「歯磨きはみんな毎日するのに、それ以上に健康にとって大切なことがあっても、全くそれをやっていない人が多すぎる。」
私もどんなに疲れていようが、面倒であろうが、歯磨きだけは意地でも毎日やります。
だけど、歯磨き以上に人間の健康維持には大切なことがたくさんあるんですよね。
それをやらないで、歯磨きだけ毎日やっているのはおかしい、その話を聞いて深く納得しました。
だから、毎日歯磨きをするように、私は毎日散歩に出かけて両手振り体操をする。
そう自分の意識を変えていきました。
生活の中での自分の優先順位を変えていくようにしました。
やってみた結果
実際に取り組んでみて、いろいろな変化や気付きがありましたので、その主なものをお伝えしてみたいと思います。
でも結局、ひまし油湿布は生理の間はできなかったり(出血を止める作用があるそうです)、ちょうど春休み中に入ったので、ずっと子どもたちがいたりでタイミングが無く、やりませんでした。
毎日、両手振り体操と散歩に取り組んだことによる変化について、お伝えしたいと思います。
両手振り体操2日目
やってみて驚いたのは、まず2日目のことです。
初日に1300回の両手振り体操をした時には、腕を振った時に身体のこわばりを感じていました。
それがわずか2日目でほぼ感じなくなり、最初から腕がスムーズに動いて、可動域も少し大きくなっていると感じました。
「2日目にしてこんなに違うんだ!すごい!」と思いました。
外でやる方が効果がありそうな感覚
そして両手振り体操を毎日1300回、何日か続けていくと、今度は室内と外でするときの違いにも気付き始めました。
基本的に両手振り体操は家の庭や、子どもと出かけた公園など、外でするようにしていました。
すると、外はもちろん室内よりも空気がきれいですよね。
それだけではなくて、呼吸の時の体内(肺)への空気の入り方が、室内とは違うと感じるようになりました。
インドの有名な占星術師の少年を知っていますか?
コロナウイルスについても予言的中して、その様々な的中率で世界で有名になった、アビギャ・アナンドくんという少年がいます。
その少年が、YouTubeでいろいろな情報を発信しています。
その中でコロナウイルスが現われたことによって、人々が家の中の空気だけを吸うようになるのが健康に問題だというような内容を話していました。
それを聞いて私は「運動不足になるだけじゃなくて、室内の空気だけを吸ってるとダメなことがあるの?」そう思ったんですよね。
その少年が言う話だと、きっと外の空気を呼吸することが大事なんですね。
でも、それがなんとなく自分の体感で分かったような気がしました。
室内と外の空気は、全然違うんだなって。
私はいろいろと情報を集める中で、呼吸の大切さについても知るようになりました。
それならやはり外を歩くウォーキングは、呼吸の面でもかなりの健康効果があるのだろうと、自分の体感から思うようになりました。
1週間後に歩ける時間が倍になる
思い出したようにたまにだけ両手振り体操をしていた以前の頃は、両手を振っているだけでも、肩のあたりがかゆくなることがありました。
でも継続してそれなりの回数を続けることで、両手を振っている時の肩のかゆみは、すぐに全く感じなくなっていきました。
散歩のウォーキングは1日10分~20分程度から始めました。
10分を越えると、きまって身体がかゆくなり始めます。
最初は限界が近くなった頃に帰宅、という感じでした。
でも1週間たつと、ちょうど20分くらいで足がかゆくなり始めるようになりました。
元々は10分でかゆくなっていたのが、1週間で倍の時間歩けるようになっています!
私にとってはすごい変化で、とても嬉しい変化でした。
だって、10分で強いかゆみが出る状態と、それまで1年半もずっと付き合ってきたんですからね。
2週間後ジョギングも
そのさらに1週間後には、少しジョギングも入れられるようになりました。
近所の大きな公園に行って、100mくらいの距離を往復走る程度ですが、これも私にとっては大きな変化で嬉しかったですね。
その後は、帰宅途中すぐかゆくなり始めるので、かゆいなぁと思いながら帰宅していました。
でも、痛がゆくて動けなくなるというところまではいかない感じでした。
3週間後に歩ける距離がさらにのびる
そのさらに1週間後には、片道22分のコンビニまで往復で45分程度、歩いて行けるようになりました。
ちょうどメルカリの発送で、たびたび行くコンビニだったので、それからは車で行くのではなく、毎日のウォーキングの代わりに、コンビニまで歩いて行くようになりました。
のんびり散歩もいいのですが、必要な目的があって歩いて行くのは、出かける際のモチベーションにもなりました。
往復45分程度だと疲れすぎないし、時間的にもちょうど良い距離でした。
取り組み始めてから1ヶ月半後
両手振り体操と散歩に毎日取り組み始めて1ヶ月半後には、1時間歩けるようになりました。
長く走るとかゆくなり始めますが、走るのをやめて歩き始めれば、すぐにかゆみは感じなくなるという状態になりました。
ここまでくると、歩くことへの不安がほとんどなくなり、体も軽いので元々運動が好きだった私は、外に出るとつい走り出したくなります。
「元の私が帰ってきた!」そんな気持ちです。
この頃には、両手振り体操は必ずしも毎日1300回はやっていなくて、最低でも必ず500回以上はするというように、目標回数を緩めていました。
時間が十分にあったり、できそうな時には1300回を目指してするようにしています。
というのも、500回までは無理なくあっという間にできるのですが、そこからがやっていると結構長く感じるんですよね。
それに、健康維持のためなら1日500回以上、症状や病気があるなら毎日1000回や2000回以上やるといいと言われているみたいです。
だから、かゆみも改善してきているし、毎日負担を感じながら無理してやるより、継続してずっと続けていくことを重視しました。
まとめ
10分以上歩くと足がかゆくなる、私の体験談についてお伝えしました。
私の場合は、浄化作用があって老廃物や体内毒素の排出を促すひまし油湿布を、それまでに何度かしていたというベースはありました。
でも両手振り体操と散歩でおよそ1ヶ月半で、だいぶかゆみを気にせずに歩けるようになりました。
また、毎日の日課は両手振り体操と散歩ですが、これにヨガの「太陽礼拝」と呼ばれる一連のポーズも、その後私の日課に加わりました。
便秘がちな自分の腸と向き合う生活がまだ続いていますが、ヨガの太陽礼拝も私にとっては効果の高い必要なものだと思ったので、毎朝行っています。
ひまし油湿布も効果があり、またリラックス効果も高いと実感しているので、今後もできそうな時には自分の心身のメンテナンスとして、こちらも時々行っていきたいと思っています。
健康維持のためには、日々の運動は本当に大切ですね!
私の体験や変化、気付きが、必要としている方に役立てていただけたらとても嬉しいです!