お母さんのお腹の中にいた時の記憶「胎内記憶」を話す子供たちが増えています。
子供を持つお母さんなら、一度は我が子に聞いてみたいと思いますよね。
でも、聞き方を間違えてしまうと、答えを誘導する形になってしまったり、せっかく話してくれたのに、二度と話してくれなくなった、ということにもなりかねません。
今回は「胎内記憶を話す子供の共通点とは?誘導尋問にならずに引き出す方法」と題して、お伝えしていきたいと思います。
胎内記憶をうまく引き出す方法について、しっかりとポイントをおさえ、子育てのステキな感動の瞬間を味わいましょう!
胎内記憶を話す子供の共通点とは?
胎内記憶について、たくさんの子供たちが話していますが、その内容は細部は違っていても、大まかな共通点がたくさんあります。
でもせっかく話し始めたのに、お母さんが気付かなかった・・・という残念なことは避けたいですね。
まず、最初にその共通点をつかんで、我が子の胎内記憶についての話を、お母さんがしっかりキャッチできるようになりましょう。
そして胎内記憶とは、お母さんのお腹の中にいた時の記憶と、お腹に入るよりも前の記憶「中間生の記憶」そして過去世の記憶についても、胎内記憶と呼ばれています。
ここではお腹の中の記憶と、中間生の記憶の大まかな共通点について、例をあげてみたいと思います。
表現はその子によって違いますので、これらを参考にしてみてくださいね。
お腹の中の記憶に多い共通点の例
・お腹の中は赤かった、ピンク色、オレンジ色
・温かくて気持ちよかった
・暗かった
・パンチとかキックとかしてた
・ザーザー音がしてた(血流音?)
・時々パパの声がした、歌が聞こえた
・狭くなってきたからそろそろ外に出ようと思って出てきた
・生まれてくる時ギューッとして苦しかった
・急に明るくなってママの声がした
・ヘビさん、ひもをチョッキンした(へその緒?)
中にはその家庭にしか分からない、子宮の外の記憶を話す子もいます。
例えば「ママが〇〇ちゃん(ニックネーム)で呼んでた」「ママとパパが〇〇にお出かけして楽しそうだった」などです。
うちの次男の場合は、お腹の中にいる時「パパとお兄ちゃんが来て嬉しかった」と言っていました。
私は切迫早産で3ヶ月弱ほど、入院生活を送っていたので、週1回のお見舞いで会えるのを楽しみにしていたのですが、嬉しかったのはお腹の中の次男も同じだったようです。
中間生の記憶に多い共通点の例
・神様や天使、大仏のような人がいた
・他にも赤ちゃん、お友達がたくさんいた
・空の上で兄弟に会った
・どのママにするか空から見ていた
・このママにしようと自分で決めて生まれてきた
・すべり台でおりてママのお腹に入った
そして胎内記憶のある子に「なんのために生まれてきたの?」と聞くと、ほとんどの子が「人の役に立ちたいから」と答えるそうです。
最近は「地球のため」とか「宇宙のため」と答える子も増えてきているようですね。
あなたはなんのために生まれてきましたか?
ちなみに大人が自分の前世を知る方法はこちら
誘導尋問にならないために気をつけることは?
胎内記憶はないと否定する人に多いのが、「大人が誘導しているだけだろう」「テレビや絵本などで見たことを話しているだけだろう」という意見です。
これについては、厳密にテレビも絵本も遠ざけて検証するということは現実的には難しいと思います。
でもせめてお母さんが聞くときには、誘導してしまわないように、誘導尋問にならないためのポイントをしっかりとおさえておきましょう。
保育士をしている私は、日頃の保育の中で、子供から何か言葉を引き出したいときには、子どもが持つ特徴をふまえて、聞き方には注意するようにしていました。
例えば、事実とは違ってもこちらが使った言葉に子供の意識が引っ張られてしまうということが当たり前によくあります。
特に胎内記憶を話し始める年齢というのは、記憶を自分の言語力で表現できるようになる年齢、2~3歳頃からになります。
そのくらいの年齢の子供は、言われたことを無意識にオウム返しのように、同じ言葉で返したりすることが起こり得ます。
例えば「お腹は暗かった?」という表現で聞けば「暗かった」と答えやすくなってしまうということです。
これでは誘導になってしまいますよね。
それに子供が持つ純粋な記憶を、書き換えてしまうことになるかもしれません。
そのため、胎内記憶を話す多くの子に見られる共通点となるようなワードはこちらからは出さないことです。
本当に純粋な胎内記憶を我が子から引き出すためには、私も結構神経を使いましたよ。
ちょっとの言葉で、誘導してしまいかねませんからね。
「どうだった?」「どんな感じだった?」「何が見えた?」「何してた?」「どんな気持ちだった?」など、子供からの言葉を引き出せるような聞き方をするといいですね。
胎内記憶をうまく引き出す方法とは?
胎内記憶を話し始める年齢は、過去の記憶を思い出して、自分の言語力でそれを表現できるようになる年齢の、2~3歳くらいからが多いと言われています。
その頃に突然、自分から話し始める子もいます。
うちの次男の場合は、3歳の頃に、たまたま妊娠中や赤ちゃんの話になった時に、その話の流れでさりげなく聞いてみたところ、話してくれました。
その2年後くらいには話したことも忘れてしまったようでしたけど。
もし、そのくらいの年齢になっても話す気配がないようなら、大きくなるほど胎内記憶自体を、どんどん忘れていってしまう子が多いので、お母さんの方から聞いてみてもいいですね。
でもあくまでもさりげなーくです!
まず子供が安心して話せるような、落ち着いた状況や雰囲気の中で聞きます。
子供の言葉そのままを受け止め「えー!本当はこうだったんじゃないの?」など、否定の言葉をかけてはいけません。
子供の記憶を書き換えることになってしまいます。
そして、子供の記憶を何度も確かめたくなる気持ちはよく分かるのですが、「お腹の中でこうだったんでしょ?」などと何度も何度も聞くのはやめましょう。
答えるのが面倒になって話さなくなってしまったり、反対にお母さんが喜ぶからと、作り話を始めてしまうかもしれません。
まとめ
今回は「胎内記憶を話す子供の共通点とは?誘導尋問にならずに引き出す方法」と題してお伝えしました。
子供の胎内記憶が、本当に存在するのかどうかを証明することは、現実的には困難なことです。
でも、我が子の「これは胎内記憶かもしれない!」という話を聞いたお母さんたちは、皆、子育てが楽しくなって、親子関係が良くなる場合が多いようです。
また、妊娠中に胎内記憶について知ったご夫婦は、それからお腹の中の赤ちゃんと積極的にコミュニケーションをとるようになるそうです。
胎内記憶が本当かどうかよりも、我が子が愛しく、子育てがより楽しくなったらステキですね。
子供の胎内記憶、あなたは信じますか?
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