子供は熱中症になりやすい?対策と朝にできる予防策について

公園の水道で水を飲む男の子 子どもの健康

暑い季節に気になるのが熱中症ですね。

近年は熱中症の事故も多く報道されていて、小学校での事故などを見ると、お子さんがいるご家庭は本当に心配ですね。

うちの子も小学校まで片道40分かけて歩いて行くので、暑い日の帰りは特に、具合が悪くならないか心配になります。

大切な我が子を守るために、家庭でできる熱中症対策について考えてみましょう!

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熱中症とは

太陽

まずは熱中症とは、一体どんな状態のことをいうのでしょうか。

簡単に基本的なところを、確認してみたいと思います。

私たちの体は、大体36度台に保たれていますが、夏の暑さが厳しいと、体から熱がうまく逃げなくなっていきます。

運動をしている時は、体はさらに熱を作り出しているので、汗をかいたり体の表面に血管や血液を広げて熱を外に逃がし、体温が上がりすぎないように調節しています。

暑いと顔が真っ赤になるのはそのためです。

どんどん汗をかくと、体内の水分量が減ってきて、コントロールされていた体温が徐々に上がっていきます。

ひどい時には、41度くらいまで上がることもあります。

脳を含めた大切な体の臓器は、体温が上がりすぎることでうまく機能しづらくなり、血の巡りも悪くなります。

それによって様々な症状が出てくるのが、熱中症です。

子供は熱中症になりやすい?

3兄弟

地面の近くは、より高温になります。

身長の低い子供の場合、地面からの照り返しの影響を強く受けるのため、大人よりも高温の環境にいることになります。

また、思春期以前の子供は、汗腺や体温調節機能がまだ未発達です。

気温が体温よりも低いときは、大人とほぼ同じ深部体温を維持できます。

でも気温が体温を上回ると、発汗による熱放散が間に合わず、深部体温は大人よりもだいぶ高くなってしまいます。

そのため子供は大人よりも熱中症になりやすく、十分な注意が必要になります。

熱中症はどんな時になりやすい?

帽子

熱中症は以下のような時に、なりやすくなります。

【熱中症になりやすい時】

・急に暑くなった時

・日差しが強い時

・高温多湿の時

・寝不足の時

・体調不良の時

・暑い日の運動時

このような熱中症になりやすい条件の時には、注意が必要です。

熱中症の症状としては次のようなものがあります。

【熱中症の症状】

・めまいや立ちくらみ

・頭痛がする

・吐き気や嘔吐がある

・拭いても拭いても汗が出る、または全く汗をかいていない

・体がぐったりして力が入らない

・筋肉がつったりけいれんする

このような症状は、熱中症のサインです。

小学生になると、親の目を離れて自分で行動する時間が多くなりますよね。

子供にも熱中症についてしっかりとした知識を教えておき、子供自身が自分で気を付けたり、早めの対処ができるようにしておきましょう。

熱中症の対策

次に熱中症の対策として、家庭で日々できることをあげてみたいと思います。

汗をかく習慣をつける

ジャンプする子供

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暑さに対応できる体を作るためには、汗をかく習慣をつけることが大切です。

いつもエアコンの効いた部屋にいて、汗をかかずにいると、暑さに弱くなります。

子供は汗腺や体温調節機能が未発達ですが、普段から汗をかいている子供は、急な温度の上昇でも汗をかいて熱を放散することに体が慣れています。

急には負担になるので、気温が上がり始める初夏から、日常的にほど良い運動を行っていくことで、徐々に暑さに負けない体を作っていきます。

バランスの良い食事や十分な睡眠

寝ている子ども

バランスの良い食事や、しっかりとした睡眠をとります。

しっかりと体調管理をすることで、熱中症にかかりにくくなります。

通気性や吸水性の良い寝具を使ったり、暑い日にはエアコンや扇風機を適度に使いましょう。

睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと供に、ぐっすり眠ることで翌日の熱中症を予防します。

直射日光に長時間当たらない

戸外では、直射日光に長時間当たらないことが大切です。

帽子をかぶって日よけをしたり、木陰などでこまめに休むようにします。

こまめな水分補給

帽子と水筒

のどが乾いてから水分補給をするのではなくて、のどが乾いていなくても、こまめに水分補給をするようにします。

私の子供の小学校では、6月頃からの暑い季節には水筒を持たせるように言われています。

真夏の暑い日には、上昇した体温を下げられるように氷を入れて持たせています。

うちの子たちにも暑すぎて大変な時には、下校途中でもこまめに日陰で休憩をとりながら、無理をしないように伝えています。

朝送り出す前でもできる予防策は?

時計

睡眠中には汗をかき、多くの水分を放出しています。

起きた時の体は、実はカラカラ状態になっています。

体の水分タンクが空のまま活動するのは、とても危険なことです。

水、お茶などコップ1杯の水分を、必ずとらせましょう。

私が勤めている保育園で、少し熱中症の症状が出たお子さんがいて、お母さんに聞いたところ、その日は食事だけで水分は何もとらせずに登園していたそうです。

朝の水分はとても大事ですね。

その他、朝食には必ず汁物もつけます。

食事を通して適度に塩分をとれるよう味噌汁 漬け物などを、そして水分やミネラルの多い野菜や果物もとれたらいいですね。

衣服は通気性の良い涼しい物にします。

吸水性、速乾性に優れた下着、体を締め付けない衣服を着るようにしましょう。

小学生以上なら、自分で水分補給ができるように、水筒を持たせます。

濡らしたハンカチを首に緩くまいてあげるのもいいですね。

また、最近ではテレビなどでも、熱中症指数が公開されているで、参考にすることもできますね。

まとめ

今回は「子供は熱中症になりやすい?対策と朝にできる予防策について」ということでお伝えしてきました。

自分で不調に気付いたり言葉で伝えるのが難しい、乳幼児期の年齢が小さい子ほど、親が十分に気を付けてあげることが大切です。

小学生以降のお子さんには、日々体調管理がうまくできるように親が声がけをしてサポートしたり、子供自身が熱中症について正しく理解して、自分で気を付けられるようにしていくことが予防と対策になります。

是非、お子さんと一緒に熱中症について学んでみてくださいね!

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れっきー

子育てライフカウンセラー・保育士として個別相談や情報発信を行ったり、宮城県で子育てサロンを運営しています。

19年の公立保育所勤務経験があります。

小さい頃から、不思議なことが当たり前に起こるような家庭環境で育ちました。

そのため「目には見えない世界が絶対ある!」と、見えない世界のことを探求する人生になりました。

男の子兄弟、二児の母です。

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